忍者ブログ

Theブログ☆穴あきおたまでグッドイーブニン

Home > ブログ > 記事一覧

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

中編・新ドラマ感想~「毒姫とわたし」


そして、本日開始の、昼ドラ「毒姫とわたし」です!!
(東海テレビ公式…
http://tokai-tv.com/dokuhime/)
 
スタッフはプロデューサー3人と島崎敏樹演出ということで、
「エゴイスト」「娼婦と淑女」路線なのですが
(東海テレビのPを除けば「麗わしき鬼」とかも入りますが)、
今回は本当に泉放送制作としては、
珍しくドロドロではないということで、
更に脚本家も割と新人~若手の方のようなので、
余りどういう作品になるか、想像がつかなかったところがありました。
 
ただ、キャストは、個人的には超豪華。
東映好きとしては、
「おみやさん」洋子の櫻井淳子に、
子役時代「ロボタック」にもレギュラーだった、黒川芽衣、
タキシード仮面にイブキの「矛盾の男」渋江譲二、
仮面ライダードレイクの加藤和樹、
更に、オーズで変態ドクター真木を演じたばっかりの神尾佑。
 
神尾佑以外は、みんな過去の東海のメインキャスト経験者ですし。
てか、荻野目慶子・いとうまい子・国広富之までトメで出るし、
これはすごいですがな。
あと、ケータイ刑事銭形雷の早織も。まさかの銭形泪の親友役!
 
と前情報は、こんな感じでしたが、
実際見たら、かなり出来たコメディでびっくり。
キャッチコピーが「元気の出る昼ドラ」ということですが、
これは確かに元気出るわ~。
 
脚本もよく出来ていますし、
やはり「麗わしき鬼」で携帯ケーキや、
レズタチ役の嘉門洋子の発狂など、超演出が冴えわたった
島崎敏樹の演出がかなり炸裂。
 
彼はドロドロがやはり多かったですけど、
今回はドストレートにコメディをやっていますが、
面白いですね。というか、こっちの方が多分向いてます。
てか、むしろ「麗わしき鬼」ってやっぱりコメディだったんだな…。
 
櫻井演じる主役の小麦と、
神尾・ドクターの坊ちゃま・佑が演じる佐伯は、
元々付き合っていたのですが、
 
佐伯が高級レストランの席で、一方的に軽く別れを告げて、
それで小麦が食事用のナイフを持ちつつ(こういうのが麗鬼っぽい)
次に来るメニューのブッシュドノエルを鷲掴みにして、
 
佐伯の顔にグシャ~(こういうのも麗鬼っぽい)。
 
…ていうのは妄想で、結局何も言い返せない小麦、というのが
冒頭のシーンなのですが(爆)。
 
でも、佐伯の顔にケーキ&悶絶は実際撮影しているわけですが
…てかこのために神尾佑配役したんじゃないの的な想いが私に去来
…また地味にイジられキャラになるかも
 
あと、加藤和樹の役(#1は未登場)が、
イケメンアイドル俳優上がりで、
小説家に転身 (※主人公・小麦は弱小出版社の編集者なのさ)、
それで、大手出版社の方の賞で、大賞をとることになっていて、
それで更に売り出す…とかいう話みたいなんですけど、
これいいの?(爆)…おまけに加藤和樹はライダーで共演してたやん…
 
という訳で、第1話からめちゃめちゃ面白かったので、
みなさんも是非。




拍手[0回]

PR

後編・CSのトンデモ東映時代劇ばなし


さて、後編は、CSの時代劇の話…


時代劇専門チャンネルで、
1972年にフジテレビと東映が土曜20時にやってた
「お祭り銀次捕物帳」が11:00,23:00で放送開始。
あおい輝彦主演で、そこまでは知っていたのですが、
こいつが、太鼓のバチで、殺陣をするというか敵をやっつける、
というトンデモ系時代劇でした。(相手は日本刀なのによぅ)


てか、響鬼紅よりも23年も早い…! でも知らなかった…。


おまけに全体のノリ、というか
テーマ曲が、なんとも70年代独特の朗らかな雰囲気…
今からすると、かなり前衛的な感じです。
1,2話の脚本が佐々木守なんですが、確かにそんな感じの作品。
でも三船プロ「江戸の牙」(1980)みたいに
前衛的でかつかっこいい感じではなく、余りかっこよくはない…。


オープニングの歌詞の
「待ってましたは、若い人~ 待っておくれはお年寄りィ~」
てのがなんとも…。


 


それと、8:00,20:00の「暴れん坊将軍II」ですが、
この間9/2の放送で、彗星が出てきていて、びっくり!!
(#129「夜空燃ゆ!呪いのほうき星」)


現在テレビ朝日でも10:30に再放送されている、パートIXの
彗星が八王子に堕ちる話(#19「江戸崩壊の危機!すい星激突の恐怖」)が、
何度か再放送されて強烈な印象で記憶に残っていますが、
パートIIでも、彗星が出てきていたとは…。


ただし、こちらは流れ星としての登場(?)なので、
IXと違い、大スペクタクルな話ではないですが、
青白いでかい流れ星の彗星を見て
(これも結構インパクトあり…宇宙のシーンも少し)、
町の人たちが「天変地異だ!!」と言って
屋根から何人もころげ落ちたり(爆)
買占めや、不審火など、平和が乱されるというお話。


で、これは史実にそうあった的な解説があったので、
おそらくIXも元は同じ話なんでしょうな。


IX版は、テレ朝で9/15(木)に放送予定ですが、
こちらは1999年放送ということで、
恐怖の大王や、映画の「アルマゲドン」を意識していると思われます。


映画「アルマゲドン」は何故か中学の時、学校で観たのですが、
アレはくすぶっているアメリカ人たちが、命を賭けて地球を救うという、
言ってしまえば、ベタなサクセスストーリーおよび、
アメリカ的ナショナリズム炸裂な内容で、
感動をいかにも煽るようなつくりでしたが、


「暴れん坊将軍IX」は、
やはり江戸時代のお話なので当然なのかもしれませんが、
吉宗が趣味の望遠鏡で、落下してくる隕石を見つけて、
笹野高史演じる、頭は冴えるがうだつの上がらない天文学者が
隕石の落下場所を必死で計算して(結果、そこが八王子なのですが)
それで真っ先に住人を避難させて、
堕ちたけどセーフ…という、
なんともクレバーで静的な描写が、
ものすごい、先の「アルマゲドン」と対照的(挑戦的!?)で、
好感が持てるストーリーになっていました。


おまけに、騒動を利用して番組定番のお偉いさんが悪事を働いたり、
それを吉宗が成敗したり、というのもありますし、
隕石落下の低予算特撮も超インパクト大
(ちょっと同じ阿部Pの「ダイナマン」のスーパーダイナマイトっぽい)。


良かったら、関東にお住まいの方は見て下さいませ。
(東映公式…
 http://tvarc.toei.co.jp/tv/user/program/browse3.asp?Command=Old&StrNum=19&SID=7)




拍手[0回]

「仮面ライダーオーズ/OOO」完結に寄せて oo1



本日、とうとうこの一年間どハマった
「オーズ」の放映が終わりました。

リアルタイムでこんなに特撮作品にハマったというか、
毎週わくわくしながら見たのは、
多分2001年の「アギト」か翌年の「龍騎」以来くらいだと思います。

それで、「オーズ」は今までのライダーでは、
番組にハマって、番組本を収集することはしてましたが、
おもちゃを本格的に買い漁るという経験ははじめてでした。

生涯でも、こんなに買い揃えたのは、
幼少時の「ジュウレンジャー」、
アニメですが「ガンバルガー」(共に1992)以来くらい…

これでおもちゃを買うのを覚えて(笑)、
過去の作品のおもちゃもオークションやらで
買い漁ってしまいました…
(守護獣ぬいぐるみ、装着変身<アギト、龍騎、ミラーモンスターズ、響鬼、カブト>など…)

番組が始まる前は、全く期待していなかったですし、
メダルなんてメモリみたいに売れるのか…??と思っていましたが、
本編を見て、そしてさらにオースキャナーのネタバレ音声を見て
欲望が解放されてしまいました。

メダル(コアメダル)は、クリア素材で、
玩具ではICチップが透けて見えてしまいますが、
でもあのクリア素材だから出来る綺麗さがあったように思います。

そして、何よりメダルが全部でTVは18枚、映画込で26枚も出て、
それが基本的には(甲殻類系以外は)全部色が微妙に違うのも
ポイントが高かったです…。

あと、色と動物で、同じ系統同士で組み合わせる
「コンボ」のシステムも、すごいそそられましたね。
コンボソングも最初聞いた時は、ひっくり返りましたが、
あの独特の脱力感が良かった。(もう完全に慣れましたが…)
あとウナギとかタコとかカメとか珍獣(?)が出てきたのも
良かったですね。

フィギュアも、頭・腕・脚を組み変えて遊べる、OCCが発売して、
全フォームの画像も掲載していますが、
こんな組み合わせが多いのも、良かったですね。
更にそれが、ただむやみに多いんじゃなくて、
システマチックというか、数学的で良かったと思います。


それで、物語、作品自体についてですが…

次のエントリにつづく…


拍手[0回]

「仮面ライダーオーズ/OOO」完結に寄せて oo2



それで、物語、作品自体についてですが…
これも個人的にはかなり楽しめました。

チーフの武部プロデューサーは、
春頃の雑誌のインタビューでも
「深いストーリーに入るタイミングを伺っているところ」
という様なことをおっしゃってましたが、

おそらくこれは、
連続的なストーリーで構成した、
武部Pの前作「キバ」が数字的に失敗だったことの反省や、
2話完結のエピソードの積み重ねで構成した、
シリーズの前作の「ダブル」が数字的に成功だったことが
影響しているのかな、と思いました。

それで実際にオーズがとった方法は、
中盤すぎまでは、2話完結が基本で、
各エピソードは、様々な欲望とゲストの人間模様を描きつつ、
メダルの奪い合いや、
コンボの登場といったイベントを多くやりつつ、
キャラクターの関係性や、番組のテーマ…
もっと言うと、終盤に向けての伏線、メタファー蒔きに
徹したというところでしょうか。

ただ後者の蒔きの作業は、その時は、「これは伏線なのかな??」と
気づくものでも、どう結実するかはさっぱりですし、
あくまで物語を深く描くためのメタファーを蒔いてるだけなので、
多少物語にうねりが見えなかった部分もあったかもしれません。

まあそれでも個人的には十分面白かったですが。
仮面ライダー放映1000回記念とか、ネットムービーは極め付ですが、
クスクシエのコスプレや、比奈の怪力っぷり、後藤さんの迷走っぷり、里中のマイペースっぷり、伊達さんの大雑把ぶり、会長や知世子の豪傑っぷり、Dr.真木の変人っぷり、キヨちゃんの遊ばれっぷり、ウヴァのうだつのあがらないっぷり…
などネタキャラもネタシーンも豊富で、
平成ライダーシリーズでも突き抜けてる感があったと思います。
夏の映画にはそのまんまの暴れん坊将軍も出たしね。


まあでも、前述の後藤さんの迷走っぷりや、Dr.真木の変人っぷりは、
物語の中核部分も握っていたわけですが…。

それで、終盤に差しかかるところになって
加速度的に、この蒔いた種が花開いていった、という感じがします。


あと、忘れてはいけないのが、
冬の「MOVIE大戦CORE・ノブナガの欲望」の
特異な立ち位地でしょうか。

結局「オーズ」はTVと、映画3本はそれぞれパラレルでしたが、
「ノブナガ」は番組立ち上げで、メインライターの小林さんが多忙だったため、井上さんが書いた…というか結局オーズはこれだけでしたが…のですが、
その分、キャラや雰囲気がちょっとTVと違う感じで、
違和感のある作品でもあるのですが、
完全に番外編と割り切ると、井上節もあってかなり楽しめますね。

でも、この作品はそれだけでもなくて、
テレビシリーズへの大いなる予告編というかネタ振りの役割も
担っていました。

ここでは、タジャドルコンボ先行登場だけでなく、
バースや、恐竜系のヤミーも先行登場。
恐竜系グリードのギルの存在も示唆。

でも、その後のテレビでは、
バースは映画では最後後藤さんだったのに、
違くて新キャラの伊達さん。
恐竜グリード&ヤミーは4月まで引っ張ったかと思ったら、
真木と映司の体内にメダルが入って、先にプトティラコンボが出る展開…。
と、かなり、フェイントというかカウンターになっているのが、
正に「やられた!」という感じ。

しかし、テレビシリーズも一旦そうなっておきながらも、
6月に後藤バースが劇的に誕生、真木も映司もグリードに…
とすごく時間をかけて予告を達成しました。

パラレルとネタバレを、正に視聴者が楽しめる構造になって
いたのではないかと思います。
「龍騎」もそういうところがありましたが、
「オーズ」は、そこを派手にじゃなく地味にやるところが好き(笑)。

つつぐ…あとはまとめです。


拍手[0回]

「仮面ライダーオーズ/OOO」完結に寄せて oo3



それでは、とどのつまり、「オーズ」という作品は、
何を描いた作品だったのかを、自分なりに。

それは、
「夢と挫折と成長」を「欲望」を通して描いた作品だったのかな、
と思います。この間気づいたばっかりですが…。

後藤さんも、世界を守るというでっかい夢があって、
警察辞めて、ライドベンダー隊隊長になったけど、
オーズに活躍を奪われて、後藤バズーカ・ど~んで、
それでバースになるかと思いきや、なれなくて、
腐って、伊達さんのサポートになって、安住して、
伊達さんに裏切られたかと思いきや、裏切られてなくて、
やっとバースになれました(涙)。

長かった。玩具の発売スケジュールから、
システマチックな物語展開になりがちな東映ヒーローものですが、
本当に全然システマチックにいかなかった…。

成長物語的な作品は多いですが、
ここまで挫折と下積みが描かれるのは珍しいのではないでしょうか。


しかし、その夢と挫折と成長は、
主人公の映司はもっと激しいものだったと
最終回目前にして、視聴者(私だけだったりして)は思い知らされるのです。

海外での子どもを助けたかったのに助からなかった経験は、
序盤からちょいちょい描かれていましたが、
普通なら映司がライダーになる素養orきっかけの理由のひとつに
すぎないところ(剣崎がそうやったな…)ですが、

それだけでなく、それで映司のキャラクターの特徴である、
「無欲」になってしまっていたとは…。(これは#36あたりの話ですが)

#31(かな?)で、
「自分の手の届く範囲でしか手をのばしちゃいけないんだ」と、
映司が言ってましたが、
#47で映司の夢=欲望が、全世界に救いの手を伸ばしたい、
だからこの手をそこまで伸ばせるものにしたい、
(でもその力はオーズちいう力で叶えていた)と気づいた…

というところで、やっと私(たち)視聴者は

映司は、それまでの人としての大きな動機づけであった、大きな夢の
挫折によって、精神的に傷ついて、無欲になって、
「自分の手の届く範囲でしか手をのばしちゃいけないんだ」という
自戒の念…(ある種、夢に対する後悔とも言える…)を持ったのかと、

ことの重大さに気づかされるのです。。。

でも最終回で、空から落下している最中に、
後藤・カッターウイング・バースに手を差しのばされて、
ああ、こうすれば、どこまでも腕をのばせるんだ…と
気づいた…

と、とにかく挫折というものを、例えば敵にやられて…とかでなく
ものすごくリアルで深い方向に描いていたのではないかと思います。

…って書いてたら、なんか涙と鼻水が出てきた。

長文失礼致しました
おわり


拍手[0回]

PAGE TOP