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【深夜テレビ探検隊・元原稿シリーズ】タモリ倶楽部「孤高の天才 自分撮り山岳ガイド映画監督 吉野和彦」


深夜テレビ探検隊


※タイトル書き忘れ
<タモリ倶楽部 (テレビ朝日10月25日 金曜24:15 )>


 同じ1982年10月に始まった「笑っていいとも!」より長続きすることが決まった「タモリ倶楽部」。毎度流浪のオープニングで、「かなりマニアックな匂いがする」とタモリに言われた今回の主役・吉野和彦氏は、山の登り方を映した「山岳ガイド」を全部一人で作る、それも250作品も作ってきたという方。今年はなんと番組と同じ週一のペースで制作している。

 企画・出演・監督・撮影・編集・音効・ナレーション…全て一人でこなす、というだけでも凄いのだが、完成作品のクオリティーも高く、「妙義道 その葛藤」という作品は2008年国民文化祭・文部科学大臣賞を受賞している。

 そのクオリティーの高さの要因のひとつは、自称「マルチアングル」という撮影技法。タモリは「マルチじゃない」とつっこんでいたが、たった一台のカメラを、下から、上から、寄りで、たまに手持ちで、と変える度に、その都度、吉野さんが毎回登るのである(!)。

 それを編集で、さも同じ登山のシーンを視聴者が見たいアングルで狙っているかの様な仕上がりにしているのだ。おまけにカメラの回収もあるので、一回登った区間をまた下りて、カメラを持って登り設置して、また下りてから登山を撮影…、という(これだけで2往復半)何とも狂おしい作業をしているのだ。

 しかも、この吉野氏は、普段は産婦人科の開業医という、全く畑違いの仕事をしており、週一日の休業日に撮影をしている。

 更に、先程の「妙義道 その葛藤」の後半の内容が衝撃的で、妻と子供二人は海外に留学しており、この作品では吉野氏の登山シーンに、家族からのビデオレターを重ね合わせて「守るべき家族がいる身でありながら、何の得もならない危険な撮影をして続けるその葛藤…」という本人のナレーションがかぶさる。山岳ガイドなのに、なんてパンクな、なんて人間の悲哀がこもった作品なことか。この作品ではそういう点が評価されて受賞できたとのこと。

 その作品以外にも、妻が結婚式の22日後の山での遭難を綴った「妻、遭難」や、一ヶ月後に妻がまた登山をしてくれたが、撮影に執着する夫に愛想を尽かした様を描いた「それでも 妻は登った」などの衝撃作品を駆け足で紹介。

 今回の「タモリ倶楽部」、人間の狂気というものは人を魅了するということが、改めて確認できる素晴らしい回だった。


鯖世 傘晴

掲載作品
<タモリ倶楽部>(テレビ朝日系)
タモリ思わず「マニアックだなあ」マイ山岳ガイド250本!登山・出演・撮影・編集…すべて一人でこなす産婦人科医


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