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【深夜テレビ探検隊・元原稿シリーズ】「俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している」 

深夜テレビ探検隊
サンリオの子供向けアニメのスタッフが挑む、変態ギャグアニメ
<「俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している」tvk、テレ玉、チバテレ11月24日(日)24:30 ほか>
  今回ご紹介するのはアニメ「俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している(通称『のうコメ』)」。
角川スニーカー文庫の同名小説(ライトノベル)が原作の深夜アニメだ。主人公の高校生・甘草 奏は、神様のいたずらにより、時あるごとに、「絶対選択肢」と言う、2つの選択肢を迫られるようになってしまった。拒否すると激しい痛みが体に走る。その選択肢とは、ふざけた変態チックなものばかり。例えば、学校の帰り道の公園でたまたまエロ本を見つけると、主人公の脳内に声が響く。「選べ、1・『顔に押し付けて匂いをかぐ』、2・『食べる』」。ちなみに主人公は嫌々ながら「1」を選び、通りかかった小学生に「変態だ!童貞―!!」と罵られてしまった。
本作では、登場人物も平気で下ネタを言う変人ばかりで、全体にギャグや下ネタの応酬が続く。最近のバラエティ番組では失われつつある光景が、アニメで実現しているのである。
 こんな奇異な設定の本作だが、この題材に挑むスタッフも特筆すべきことがある。監督の稲垣隆行や、シリーズ構成・脚本の金杉弘子、またプロデューサーや各回の脚本や演出スタッフの多くも、テレビ東京系の休日朝(※テレビ東京は土曜9:30、その他の系列局は日曜7:00)に放送されている子供向けアニメ「ジュエルペット」シリーズの中核を担った事のあるスタッフなのである。
 
サンリオのアニメのスタッフがこんな変態なアニメを…と思ったら、それは間違い。その「ジュエルペット」も結構変態な(?)アニメなのである。
「ジュエルペット」はサンリオが原作の少女向けアニメなのだが、制作会社の趣向もあり、本作の稲垣監督が2年前に手がけた「ジュエルペットサンシャイン」から、とてもサンリオとは思えないような激しいギャグを仕掛けてくる作品になった。その「~サンシャイン」では、80年代のヒット曲、森川由加里のヒット曲「SHOW ME」、寺尾聰の「ルビーの指環」などをBGMとして流すなどの暴挙(※DVD化が前提のアニメやドラマでの自前以外の曲の流用は、1枚売るごとに著作権料を払わねばならない為、放送の段階でも御法度とされる行為。結局DVDでは差し替え)をしたり、子供の知らない「ひょうきん懺悔室」をパロったり、うんこ型クッキーを推したり当時一部で物議を醸した。
また、「~サンシャイン」以降のシリーズでも怪作を生み出している、脚本の金杉弘子は、以前は「社会の窓(1999年、フジテレビ)」などのバラエティ番組の構成スタッフもやっていただけあって、ギャグのセンスは抜群。ただ、その分、本作では別の脚本家の回の時は少しギャグの質が劣るような気がするし、原作通りのラブコメの部分は、必要とは言え、正直ギャグの足かせになっているとも思えるのが少し残念である。
だがしかし、あと2~3回の放送なので、裏番組がつまらなければ、チャンネルを是非回してみてほしい。いい発見になるかもしれない。
鯖世 傘晴
掲載作品

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【深夜テレビ探検隊・元原稿シリーズ】どぅんつくぱ ~音楽の時間~

深夜テレビ探検隊
ゴーストライター新垣さんがしれっと登場!! フジテレビが急にブッ込んできた、視聴者への挑戦!!

<「どぅんつくぱ~音楽の時間~」1017() 23:00放送>

 
 「子供のような心で純粋に音楽を」というテーマの、新しい音楽番組。金曜23:30で長らく放送していた「僕らの音楽」の終了で空いた時間で始まったのだが、これが想像以上にアバンギャルドの番組だった。
 
  「音楽の妖精たちが住む世界」という設定で、子役二人が王子様と王女様、西内まりやがお姉さんという、テーマ通りに、子供番組っぽい世界観で進む。23時の放送なら、こういう部分でも拒否反応を示す視聴者は多いだろう。
 
 しかし、そのコンセプトは、半分は確かに実現させているが、もう半分は建前、まやかしに過ぎないだろう。一応、関ジャニ∞がゲストで、子供目線でトークをしたりするのは、割と普通に面白かったが、トークが一段落すると、いきなり変なコーナーが入り込んだ。
 
『スクリーンセイバー新垣さん~教えて!音楽モテ知識~』というコーナーだ。なんとあの佐村河内守のゴーストライターとして一躍話題になった新垣隆が、『電波少年』のMCみたいに顔だけで登場。「ドレミファソラシドは誰が考えた?」「ジャスティン・ティンバーレイクは何がスゴイ?」という難しい質問に淡々と答える。完全にシュール映像だ。
 
更に、この番組は、ここでも以前取り上げた、今年3月まで深夜1時台に放送していた番組『今夜はアリエナイトJOCXみんなとオマエラの歌』のスタッフが大挙参加しており、その番組で流れた、北関東少年少女合唱団というヤンキー風の人たちが歌う「気球にのってどこまでも」をそのまま放送する有様。個人的には『今夜はアリエナイト』は好きな番組だったので嬉しい限りだが、一般の23時の視聴者の多くは呆気に取られてしまったに違いない。
 
子供番組風なのも、恐らくこういう変な事をやる為の仕掛けの一つだろう。ただ、23時の放送では、正直いつまで続くかどうか…。早期の番組打ち切りか、尖った部分が無くなって、ゲストのトークと新曲披露だけになる可能性もあると思うので、気になる人は早めにチェックしておこう。
 
鯖世 傘晴
 
掲載作品

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【深夜テレビ探検隊・元原稿シリーズ】 「おもしろい人が考えたTV with小藪」


深夜テレビ探検隊


テレ東深夜でゲリラ的に放送される問題児バラエティの実態に迫る(仮)
<「おもしろい人が考えたTV with小藪」 (テレビ東京 2月20日(水)25:35~26:05放送)>

 現在、テレビ東京の水曜深夜25:35~26:05は、レギュラー番組が何も編成されていない時間枠になっている。しばらくアニメが放送されていた枠だったのだが、どうやら今年1月開始のアニメ番組を、既存の枠の数ほど確保できずに、こういった空き枠ができてしまったようだ。

 大抵は、こういう枠は、1クール限定でレギュラーのバラエティ番組を始めるか、または過去のアニメ系の番組の再放送、もしくは番宣、通販枠になることが多い。

 この水曜25:35枠は、アニメの再放送や番宣を経て、1月末から、どうやら単発の実験的内容のバラエティを放送していく枠になったようだ。しかし、ラインナップがどれも妖しい雰囲気の番組ばかり。

 第1弾「テレビは○○で出来ている」(1/30放送)は、「AV女優から転身した女性AD」と「野球のネクストバッターがスタンバイする○を描く職人」(なんじゃそりゃ)のドキュメント…と見せかけて、実は前半は、後半のニセドキュメントの小道具やロケ地を仕込んでいる女性ADを追っている、という映像になっており、結局はそのADも普通の女優さんで、要はタイトルの「○○」には「ウソ」が入る、というオチの、エイプリルフール的なバラエティだった。
しかし、その映像は凝っており、いくつもの伏線が散りばめられている、意外にもコクのある面白い作品だった。


 第2弾「美しい人に怒られたい」(2/13放送)は、美しい女性たちが、主観映像で(特に女性目線で)男のだらしないところやムカつくところを叱っていく、というイメージビデオ風番組。
 日曜日から次の日曜日までの8日分、8人分、行き過ぎた草食男子ぶりや、ドヤ顔でカタカナ語を使っているのなどの理由で怒られまくる。テレビ見てないのや寝てないのを自慢すると、彼女に「(自分を大きく見せようとするから、)お前、スイミーかよ!!泳げよ!!そこ(海)で泳いでこいよ!!」と言われてしまうぞ!! 「つるピカハゲ丸かよ!」など若い女性は絶対にしないだろうユニークなお叱りもあって楽しめた。ちなみに最後は大体ツンデレな返しで終わる。
 とにかくこの番組に出演した、若手のアイドル・女優たちが花開くことを祈る。


 最新の第3弾「おもしろい人が考えたTV with小藪」(2/20放送)は以前放送されていた「とにかく金がないTV」と同じプロデューサーの番組ともあり、お笑い度はこの中では一番だった。
91歳のラッパーや、自分を「足が生えたお花」など、面白いというか変な人たちを集めて、その人たちに番組の企画・構成をさせたら、面白い番組ができるんじゃないか、という玄人向けの企画。小藪は、その番組(「クイズ ビッグバ~ン! 人生リサイクル学校」)のゲストとして出演。最後は単純に綱引きをやって勝敗を決していた。人間には多数の次元の人がいて、相手が必ずしも自分と同じとは限らないことを認識できる、教育テレビ的要素もあった。


 いつまで続くかわからない、この路線。過度な期待は禁物だが、テレビ好きを自認している人なら、チェックしておいて損はないはずだ。ちなみに次回は「日本縦断!男と女とはんこ旅」と割と普通のタイトル。


鯖野かサバり


※編注 2013年のお話です

掲載作品
<おもしろい人が考えたTV with小藪>
テレビは素人が作った方が面白い?テレ東の開き直りから生まれた実験バラエティー



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【深夜テレビ探検隊・元原稿シリーズ】タモリ倶楽部「孤高の天才 自分撮り山岳ガイド映画監督 吉野和彦」


深夜テレビ探検隊


※タイトル書き忘れ
<タモリ倶楽部 (テレビ朝日10月25日 金曜24:15 )>


 同じ1982年10月に始まった「笑っていいとも!」より長続きすることが決まった「タモリ倶楽部」。毎度流浪のオープニングで、「かなりマニアックな匂いがする」とタモリに言われた今回の主役・吉野和彦氏は、山の登り方を映した「山岳ガイド」を全部一人で作る、それも250作品も作ってきたという方。今年はなんと番組と同じ週一のペースで制作している。

 企画・出演・監督・撮影・編集・音効・ナレーション…全て一人でこなす、というだけでも凄いのだが、完成作品のクオリティーも高く、「妙義道 その葛藤」という作品は2008年国民文化祭・文部科学大臣賞を受賞している。

 そのクオリティーの高さの要因のひとつは、自称「マルチアングル」という撮影技法。タモリは「マルチじゃない」とつっこんでいたが、たった一台のカメラを、下から、上から、寄りで、たまに手持ちで、と変える度に、その都度、吉野さんが毎回登るのである(!)。

 それを編集で、さも同じ登山のシーンを視聴者が見たいアングルで狙っているかの様な仕上がりにしているのだ。おまけにカメラの回収もあるので、一回登った区間をまた下りて、カメラを持って登り設置して、また下りてから登山を撮影…、という(これだけで2往復半)何とも狂おしい作業をしているのだ。

 しかも、この吉野氏は、普段は産婦人科の開業医という、全く畑違いの仕事をしており、週一日の休業日に撮影をしている。

 更に、先程の「妙義道 その葛藤」の後半の内容が衝撃的で、妻と子供二人は海外に留学しており、この作品では吉野氏の登山シーンに、家族からのビデオレターを重ね合わせて「守るべき家族がいる身でありながら、何の得もならない危険な撮影をして続けるその葛藤…」という本人のナレーションがかぶさる。山岳ガイドなのに、なんてパンクな、なんて人間の悲哀がこもった作品なことか。この作品ではそういう点が評価されて受賞できたとのこと。

 その作品以外にも、妻が結婚式の22日後の山での遭難を綴った「妻、遭難」や、一ヶ月後に妻がまた登山をしてくれたが、撮影に執着する夫に愛想を尽かした様を描いた「それでも 妻は登った」などの衝撃作品を駆け足で紹介。

 今回の「タモリ倶楽部」、人間の狂気というものは人を魅了するということが、改めて確認できる素晴らしい回だった。


鯖世 傘晴

掲載作品
<タモリ倶楽部>(テレビ朝日系)
タモリ思わず「マニアックだなあ」マイ山岳ガイド250本!登山・出演・撮影・編集…すべて一人でこなす産婦人科医


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【深夜テレビ探検隊・元原稿シリーズ】 「アメトーーク! 若手プレゼン大会」


深夜テレビ探検隊


出川・狩野に続く新星”三四郎”小宮が「アメトーーク」番外編に降臨
<「アメトーーク! 若手プレゼン大会」テレビ朝日3月8日(金) 27:26~28:26放送>
  
 金曜のど深夜にひっそりと放送された「アメトーーク! 若手プレゼン大会」の第2弾。前回のプレゼンでは「掃除大好き芸人」など4つもの企画が採用されただけに、今回も期待できそう。いくつか気になる企画案をピックアップしてお届けしよう。


 オジンオズボーン・篠宮は「特撮芸人」をプレゼン。「好きな敵キャラ」というコーナー案では、普通、敵キャラはヒーローに倒されて死ぬが、そういう死に方ではなかったキャラを紹介。セミの怪人なので、寿命で死んだという「クッツク法師」(『忍風戦隊ハリケンジャー』)、死の霧という毒ガスを出す最強怪人「ピラザウルス」(『仮面ライダー』)は、ジャックしたバスの中で”死の霧”を吐くが、自分で吸って死んだなど…。特撮は珍妙なネタがいっぱいあるので、企画を練りこめば、「アメトーーク」としても結構面白くなりそう。


 またテレビ東京の「ゴッドタン」ではおなじみになりつつある、新進気鋭なコンビ「三四郎」の小宮は、「声ヘンテコ芸人」をプレゼン。メンバー案で、出川哲朗や、クロちゃんなどと紹介していき、「チーモンチョウチュウの白井さん」を読もうとするが、何故か「白井」の部分をゴニョゴニョと滅茶苦茶小さい声で読んで、そのままやり過ごそうとする小宮。つっこまれると、「僕のプレゼンなんで、何でもいいじゃないですか!」とまさかの逆ギレ。


 更に「ヘンテコでよかった事・悪かった事」の良かった方の例では、「モノマネをしてもらえる」ということで「僕とかも、『おい、なんだよ、やめてくれよ』みたいな感じで」と、自分で自分のモノマネをする人のモノマネを披露するという、まさかの現象(通称「出川・狩野現象」)が炸裂。事務所も、出川や狩野と一緒のマセキ芸能社らしい。マセキ、恐るべし!! どうやら小宮は「ゴッドタン」に続き、「アメトーーク」にもハマりそう。今後が楽しみである。


その他では「うっすらハゲかけている芸人」「ブス受け入れられない芸人」「ホームセンター大好き芸人」「やさぐれ芸人」なんかが本当に実現できそうに思えた。企画だけでなく、出川・狩野に続きそうな三四郎・小宮も発掘して、今回も良い収穫になったのではないだろうか。


鯖世 傘晴


掲載作品
<アメトーーク!若手プレゼン大会>(テレビ朝日系)
新企画案「声ヘンテコ芸人」集めろ!出川哲朗、安大・クロちゃん、チーモン・白井…


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