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<<意識的にネタバレあり>>「相棒-劇場版II-」で思わず泣いた男

※私のmixiの日記に書いた記事を一部修正して転載したものです。

9日(水)にようやく「相棒-劇場版II-」を見に行きました。
14:00の回に行きましたが、結構お客さんが多くて少々びっくり。

もうネタバレ気にせずにいろいろ書いてしまいます。

まず、最大のネタから。
小野田(岸辺一徳)が最後に殺されます。死にます。

でも、これは予告でもほのめかしてましたし、
オフィシャルガイドブックでもそれ前提で本が成り立っているくらいでしたので、
もはや基本事項という気もします。
もちろん最初に知った時は死ぬほど仰天しましたが。


それで、警視総監をはじめとする警視庁トップ12人(内村(片桐竜次)含む)の
籠城事件ですが、
てっきりサブタイトルの「特命係の一番長い夜」
(※本編にはクレジットなし…てかクレジットは「相棒」のみ。)
とは、この籠城事件のことかなと思ったのですが、違うようで、
割とすぐ、(犯人の八重樫(小澤征悦)が死んで)終結します。
まあ、もちろん事件には大きなウラがあるわけですが…。

で、それも書いちゃいますと
7年前に起きた事件で八重樫(と朝比奈圭子(小西真奈美))と
警察学校が同期の、磯村という男(葛山信吾)が
爆発に巻き込まれて、死ぬのですが(あの予告の派手な爆発シーンがコレ)

まあ実はコレの事件は、警察のお偉いさん(影の管理官)が仕組んだ事件で、
結局死者が出てもいいや的感じでやっちゃったということを
八重樫と朝比奈は知り、
2人はその影の管理官を突きとめて復讐することを決意…
それで行き詰って八重樫(と朝比奈)は籠城事件を起こすわけですね。
で、まあそこで影の管理官を突きとめようとしたのですが、
逆に殺されてしまった訳なのですが…。

まあと言う訳で、終盤は、超警察のトップの方の野郎が
殺人まで犯したという…その明るみになり方と、
それすらも隠ぺいしようとする側(てか小野田側)と
真実を明るみにしようとする特命係側の攻防が
本当に迫力があります。
映像的には、特にお金をかけているという訳ではないのに…。
ストーリーラインと役者の芝居と演出だけ(強いて言えば「相棒」10年の積み重ねも)で、その迫力を出しているのが凄いと言いますか…。

で、その迫力、
「ここまで核心に迫ってしまっていいの?!」感が凄くて、

泣いちまったぜ。

特に、最後、小野田が結果的に殺される直前に、
帰りがけの小野田を追いながら特命係が駆け寄って説得するシーンは
まさに水谷豊氏が舞台あいさつで言っていた「ゾーン」に
入っていったような気がします。
本当に、普通泣かせるようなところじゃないところで泣いてしまって、
確かに一番のシーンであるとは思うのですが、
本当に自分でもびっくりでした。そしてこれは凄い体験をしたな、と。

で、ネタバレではいかにも小野田は突発的に殺される感じとなっていて、
確かに基本的な意味ではそうなのですが、
根底的なところでは、むしろそれまでのシーンが全部小野田が死ぬまでの
伏線という気もしました。

ただ死に際は本当にあっけない描かれ方で、それが逆に良いのですが、
ラストシーンも小野田の葬式なんだけど、
大々的にもかかわらず、尺は短くて、
右京が小野田の意に反して、真実を追求することを神戸に話すところで
映画は終わります。そこもまた良いところだと思います。

これを読んで感じ取られた方もいるかもしれませんが、
コンセプト的なものは、
前作の映画が、
Season Vの新春SP「バベルの塔」的な感じだったのに対して、
本作は正にFirst Seasonの最終回SP「閣下」とダブるように思います。
「閣下」をもっと核心に迫る描き方をしたという感じでしょうか。

元々土曜ワイド劇場の第1作から、警察内部の犯行を暴く作品でしたし、
本当に相棒の核となる要素を凝縮したような作品だと思います。

相棒ファンなら本当に必見です。
…ってもうすぐ公開終わっちゃいますが。


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