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独断と偏見・お笑い第3世代を分類

手前の記事
「お笑い第7世代」、本当は「お笑い第8世代」の方がしっくり来る説!?
のおまけで、私なりの芸人・番組の世代別分類をまとめようというものです。

▼お笑い第3世代
※ここは元々定義がしっかりしているのでサラッとです

○主な芸人
とんねるず(1980~)、ダウンタウン(1982~)、
ウッチャンナンチャン(1984~)、B21スペシャル(1986~)
清水ミチコ、野沢直子、ピンクの電話(1986~)、ダチョウ倶楽部(1985~)

象徴的な番組
☆『夢で逢えたら』(CX,1988-1991):ダウンタウン、ウンナン、清水ミチコ、野沢直子
☆『全員出席!笑うんだってば』(NTV,1989):ダウンタウン、ピンクの電話、B-21スペシャル



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「お笑い第7世代」、本当は「お笑い第8世代」の方がしっくり来る説!?

2019年以降、バラエティ番組で霜降り明星、EXIT、宮下草薙ら
「お笑い第7世代」の人気が台頭している。

「お笑い第7世代」自体、霜降り明星のせいやのラジオでの思いつきの発言から出来た言葉。
元々ウッチャンナンチャンやダウンタウンらを示す言葉として
「お笑い第3世代」という言葉があり
聞き馴染みやすいことや、大体数字が合ってそうなこともあってか
バラエティ番組でもその言葉とその芸人は浸透した。


そうした中で、特にその当時は言葉として言われていなかった
「お笑い第4世代」~「お笑い第6世代」の定義が
後付けでされ始めた。


他のメディアでも示されていることが多い要素としては
番組で言うと、
「お笑い第4世代」=『ボキャブラ天国』(キャブラー)、『めちゃ×2イケてるッ!』
「お笑い第5世代」=『爆笑オンエアバトル』(初期)、『エンタの神様』(前半期)、『M-1グランプリ』(初期)
「お笑い第6世代」=『爆笑レッドカーペット』
といったあたりである。


またテレビ等で、第7世代より一つ前っぽい芸人が
自分たちのことを「第6世代」と言うことも増えた。

筆者が思いつく例では、
オードリー若林が『しくじり先生』(平成ノブシコブシ吉村、ハライチ澤部と共演)や
『あちこちオードリー』で発言していた。

とすると、オードリーが2000年デビュー組で共演していた『ミレニアムズ』(CX,2014-2015)
のウーマンラッシュアワー、ナイツ、流れ星、山里亮太は
「第6世代」なんだな、と思えるところである。

また、平成ノブシコブシ(2000年結成)やハライチ(2005年結成)が共演していた
『ピカルの定理』(CX,2010-2013)の
モンスターエンジン(2007年結成)、ピース(2003年結成)、
渡辺直美(2007年デビュー)、千鳥(2000年結成)も該当するんだな、
なるほどね、あそこらの世代ねという感じである。


しかし一方で、
『ゴッドタン』2020年1月放送の「腐り芸人セラピー(6)」では
"第6世代コント師特集"ということで、
ラブレターズ (2009年結成)、ザ・ギース(2004年結成)、
かもめんたる(2007年結成、だが前身の「WAGE」は2001年結成)がゲスト。

また、『アメトーーク』2020年1月16日放送の「企画プレゼン大会」で
ジャングルポケット太田が「たぶんお笑い第6世代」という企画をプレゼンしていた。

ジャングルポケット(2007年結成)といえば、
『333 トリオさん』(EX,2010-2015)のイメージが強い。
共演者はパンサー(2008年結成)とジューシーズ(2006年結成)。
番組が始まったことは3組とも無名だったが、番組が終わる頃には
直後に解散したジューシーズ以外は知名度も上がった。


私の感覚としては
前者『ミレニアムズ』『ピカルの定理』と
後者 ラブレターズ、ザ・ギース、『333 トリオさん』が
一緒の世代って、さすがに幅広すぎるというか、別の世代としたほうがしっくり来るのだ。
勿論、売れたのに時差があるので、
モンスターエンジン(2007年結成)、渡辺直美(2007年デビュー)
かもめんたる(2007年結成、だが前身の「WAGE」は2001年結成)あたり
デビュー年からすると前者でも後者でもいい芸人も含まれてはいるのだが。


そんなモヤモヤした感情を抱いて、たまたま自作の
ワラッタメ天国 放送記録と成績一覧」を見る機会があった。
『ワラッタメ天国』(CX,2012-2013)は
『ボキャブラ天国』のハウフルスが制作した若手お笑い芸人の
「タメになる」ネタを競うネタ番組だった。
個人的には面白かったのだが、半年で終了してしまった番組である。

ここに出場した芸人が
前出のラブレターズ、ザ・ギース、かもめんたるに加え
『333 トリオさん』のパンサー、ジャングルポケット、ジューシーズ
そして、アルコ&ピース、ライス、風藤松原、ハマカーン、うしろシティ、
さらば青春の光、鬼ヶ島、チョコレートプラネット、スパイク、シソンヌ
といった面々が揃い、一部を除いてかなり同一の世代感が強いと思ったのだ。

やはり、この『ワラッタメ』世代が本当は「第7世代」で
今に言う「第7世代」が「第8世代」の方がしっくり来るのではないかと…。


一方で、世間での「第7世代」代表の霜降り明星と言えば、
『新しい波24』(CX,2017)や、そこから派生した『AI-TV』(CX,2017-2018)のメンバーだった。

『新しい波』シリーズ自体、
"お笑い界のビッグスターは8年ごとに誕生するという「お笑い8年周期説」"
に基づくというコンセプトで、
8年毎にお笑いスターを発掘している。

最初の『新しい波』(1992-1993)が元になったのが後の『めちゃイケ』である。つまり第4世代。
次の『新しい波8』(2000-2001)は、『はねるのトビラ』に。ここが第5世代だろう。
『新しい波16』(2008-2009)は、『ふくらむスクラム!!』となったが
半年で『1ばんスクラム!!』になりこれも半年で終了してしまった。

これが第6世代だとすると、
やはり『AI-TV』の霜降り明星やゆりやんレトリィバァ、四千等身は
第7世代で合っているではないか。
というか、せいやも3+1+(24÷8)=7という計算式が頭の中にあったのだろう。

まあどっちみち「第7世代」の言葉と概念がこれだけ浸透したので
覆ることはないというのもあり、やっぱりこれが妥当なんだな、と思った。

ちなみに、『ふくらむスクラム!!』には、かまいたち(2004年結成)、ニッチェ(2005年結成)、
『新しい波16』にはゆったり感、ジューシーズ、アルコ&ピース、ライス、銀シャリ
が出演していて、どちらかというと第6世代の後半の方かなと思う芸人が多いのが興味深い。
とかなんとか思っていると、明日2020年2月27日の『アメトーーク』が
前出のジャングルポケット太田の「たぶんお笑い第6世代」が採用された。
ただ、タイトルが「僕らビミョーな6.5世代」になっていた。
(キャストは、ジャングルポケット太田&斉藤、かまいたち、三四郎・小宮、
パンサー向井、さらば青春の光・森田、あばれる君)

やっぱり、『ミレニアムズ』『ピカルの定理』あたりが第6だと、
『333 トリオさん』『ワラッタメ天国』『新しい波16』あたりは6.5と
ちょっと別の世代になるのだろう。
私の抱いた違和感も間違っていなかったのだ。

お笑いの最前線を15年以上守っている『アメトーーク』が
「僕らビミョーな6.5世代」で各世代の扱いがどうなっているのか大変興味深く、
楽しみである。


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フジテレビ開局60周年企画「全力!脱力タイムズ」ゲリラ放送の記録

フジテレビが1959年3月1日開局で、
今年2019年が60周年ということで、
もともとの特番シーズンに合わせ
2019年3月25日(月)~3月31日(日)に
「フジテレビ開局60周年WEEK」と題し
毎日記念特番を連発。

そこで毎週金曜23:00~23:40放送の「全力!脱力タイムズ」が
その7日間、早朝から深夜までいつ放送されるかわからない
「ゲリラ放送」を全14回実施。

一応番組ファンで毎週録画している私としても、スルーしたくなく
結局ブルーレイレコーダー3~4台を駆使し、
フジテレビ1週間168時間、全て録画することに。

もしかしたら1台でもイケたかもしれませんが、
容量の関係や、元々番組によって使い分けているのと、
経験上1台で全部だとかなりHDDが疲弊し、
下手するとフリーズ、録画失敗の恐れもあるため、
もう余り使っていないレコーダーも担ぎ出してこのような感じに。

また、初日の当日になって、一部の放送される番組や、
放送直後から4月8日(日)までTVerでも配信されることが判明したのですが、
初日で放送された「バイキング」や「グレイティストTVショー」が
ちょうど生放送の番組で、
オリジナルの番組の出演者のワイプやリアクション、
番組独自のテロップが追加されているのが
判ったため、結局計画を予定通り実行することに。

と前置きが長くなりましたが、その放送一覧を掲載します。
(本編のネタバレもちょっとあります)




※MCは当然全てアリタ哲平、小澤陽子(フジテレビアナウンサー)
#08、10、13は約1分、それ以外は全て約2分
全て「フジテレビ開局60周年記念WEEK
スペシャルアンバサダーにアリタ哲平が就任」と触れる。




[01] 3月25日(月)11:55-13:45「バイキング」
(13:29-13:31)
解説員:齋藤孝、吉川美代子、五箇公一
企画:「坂上忍が野々村真に愛の説教ベスト3」
…解説員の予想だけで2分が終わる
※ワイプでのリアクションはあったが、終了後すぐに2回CMが入ったため、
CM明け、坂上が"今週こういう企画をやるのでお楽しみに"と軽く触れるに留まる。


[02] 3月25日(月)15:50-16:50「グレイティストTVショー」
(16:42-16:44)
解説員:岸博幸、吉川美代子、出口保行
…解説員の意気込み等で2分が終わる
※番組のCM明けに突然開始、
VTRを受けた番組MC高島彩&中野美奈子が「どういうこと…?」と笑う。

[03] 3月26日(火)24:55-25:55「山里・赤江の廃線旅!」
(25:49-25:51)
解説員:齋藤孝、吉川美代子、五箇公一
企画:フジテレビ60周年の歴史を振り返る
…パネルの搬入に手間取り、2分が終了。
※初の非生放送番組での放送。元の番組とのコラボ要素はなし。
本編最後のCM明けにインサートされた。

[04] 3月27日(水)08:00-09:50「とくダネ!」
(09:46-09:48)
解説員:岸博幸、吉川美代子、出口保行
企画:「とくダネ!」初回の映像を公開、
但し「一部権利の都合で映像に加工がある」と言って、
小倉智昭役が子供で新撮という例のパターン。
※「とくダネ!」ラストのCM明けにインサート。
しかしちょうど、大相撲・貴景勝の大関伝承式が始まるのを
中継していたため、
「脱力タイムズ」どころではなかった。
(しかし時間切れでちょうど伝承式が始まる頃に番組自体終了)

[05] 3月27日(水)09:50-11:25「ノンストップ!」
(11:21-11:23)
解説員:齋藤孝、吉川美代子、五箇公一
企画:アリタが選ぶ「ノンストップ!」名場面ベスト3
…吉川が「ノンストップ!」の大ファンで、
特に『せきららスタジオ』のコーナーが好きと言い出し、
同じように紅茶を用意してきてる内に2分が終了
※VTRを見た「ノンストップ!」の三上アナが
「紅茶がちょっとバカにされてましたかね?」と笑う。


[06] 3月27日(水)26:55-28:00「世界フィギュアスケート選手権2019 ペア・アイスダンス」
(27:57-27:59頃)
解説員:岸博幸、吉川美代子、出口保行
企画:#03に登場した「フジテレビ60年史」のパネルを改めて解説。
しかし2枚目のめくりの糊が強すぎて先に進めず終了。
※番組終了後、
CMを挟み次番組「クイズ!脳ベルSHOW」の直前に放送。

元の番組とのコラボ要素はなし。

[07] 3月28日(木)13:45-15:50「直撃LIVE グッディ!」
(15:47-15:49)
解説員:齋藤孝、吉川美代子、五箇公一
企画:安藤優子の過去の体当たり取材ベスト3
…五箇が「高橋克実さんの昔のVTRは?
昔は今よりシュッとしていて格好良かったですよね?」と言い出し2分が終了
※「グッディ」ゲストに東山紀之が出演していたため、
安藤が「(もっと)シュッとしている方が隣にいらっしゃいますからね」と。

[08] 3月29日(金)04:55-08:00「めざましテレビ」
(05:48)
解説員:齋藤孝、吉川美代子、五箇公一
企画:ビッグゲストがいらっしゃると言っていたが、
解説員が予想大会を始め1分が終了。
※当日夜放送の「めざまし×さんま 平成エンタメ100人“ムチャ”なお願いSP」の
番宣を兼ね、
エンタメニュース内にて放送


[09] 3月29日(金)15:50-16:50「グレイティストTVショー」
(16:45-16:47)
解説員:岸博幸、吉川美代子、出口保行
企画:「脱力解説員が選ぶフジテレビ名場面集」
…出口が当時録画するのに使っていたVHSの思い出を話だし2分が終了。
アリタが「他の番組でも、坂上さんとかにも怒られてましたもんね?
『脱力タイムズ』の悪い癖が出てるとか」と説教。
更に「ああ、そうか娘さん来てたわ。出口先生娘さん来てると長くなるのよ」と。
※番組MCの西山喜久恵アナが開口一番「これ受けづらいですね~」。

[10] 3月30日(土)06:00-08:30「めざましどようび」
(06:34-06:35)
解説員:岸博幸、吉川美代子、出口保行
企画:「めざましどようびの知られざる秘密」
…「めざましどようび」からケーキの差し入れ。
5等分するのに揉めているうちに1分が終了。
※出演者のワイプありもコメントはなし

[11] 3月30日(土)12:00-15:25「ぶらサタ・タカトシ温水の路線バスで!SP」
(15:21-15:23)
解説員:齋藤孝、吉川美代子、五箇公一
企画:開局最初に流れた映像を公開
…その映像を収めたという重いフィルムが登場するも、
解説員が「最近はフラッシュメモリーみたいに小さくなってる」とかいう話が広がり2分が終了
※元の番組とのコラボ要素はなし。

[12] 3月31日(日)12:00-14:00「飯テラー1グランプリ」
(13:56-13:58)
解説員:岸博幸、吉川美代子、出口保行
企画:「フジテレビ60年の歴史映像」
…滝沢カレンによる「フジテレビ遺産」のVTR。例のごとく読み間違え&勝手なことを言う
※元の番組とのコラボ要素はなし。

[13] 3月31日(日)17:30-18:00「FNNプライムニュース イブニング(最終回)」
(17:56-17:57)
解説員:齋藤孝、吉川美代子、五箇公一
企画:「今も忘れてはいけない事件」
…解説員が発表する段取りだが、全員資料を見返し中で1分が終了。
※「FNNプライムニュース イブニング」本編終了後に放送。
番組ロゴは出ているものの、ワイプやリアクションはなし。


[14] 3月31日(日)26:30-27:05「ザ・ローリング・ストーンズ展の全て」
(27:01-27:03)
解説員:岸博幸、吉川美代子、出口保行
企画:スタジオのセンターでアリタのご挨拶。
…アリタが涙ぐんで挨拶が進まない内に2分が終了。
アリタ「まだ何も喋ってないだろ!『ひゃあ ひゃあ ひゃあ』しか言ってないよ!」
※元の番組とのコラボ要素はなし。





▼雑感

尺は全部足すと約25分で、CMを抜いた通常の1回より若干少ないくらいでしょうか。

思ったより様々な時間で、それにローカル枠の番組での放送も多く
(※全国ネット枠:6回 ローカル枠:8回)、
ネットしていない地域ではどうしたんだろうと思ったりもしました。
まあやらなくてもどうせTVerで見られるので良いんでしょうけど。
また、プライムタイムの記念特番での放送は1回もありませんでした。

生番組とのコラボは
#09で西山アナが「これ受けづらいですね~」と言っていた通り、
全体的にそんな感じではあったんですが、
な:んだかんだその化学反応が面白かったですよ。
私がたまたまチャンネルを合わせた時に遭遇した時もテンション上がりました。


内容的にはほぼほぼ「時間切れ」で押し切る力技でした。
個人的には#04の子供小倉智昭と、
#06のめくりの糊が強すぎてアリタが悪戦苦闘する様が好み。

あと、実はわたくしフジテレビは昔からそんなに見ない方なんですが、
今回の企画のおかげでフジテレビに触れる機会が増えて
勉強にもなったし、やっぱり良いところもちゃんとあるなと思いました。
そういう意味でもやった意味はあったのかもしれません?
まあ各記念特番の視聴率は余り良くなかったみたいですが…w


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「ザ・ゴリラ7」考察

「ザ・ゴリラ7」は、千葉真一主演・NETと東映の制作のアクションドラマ。
1975年4月4日から10月3日まで毎週金曜日21時枠に、全26話を放送。
昨年4~7月、CS東映チャンネルで18年ぶりに放送され、
私もようやく全話見終えました。

前継作品の「ザ・ボディガード」は木曜22時枠で、
ちょうど1974年4~9月の、「非情のライセンス」休止期間に放送されましたが、
「ザ・ゴリラ7」は、「非情のライセンス」継続中だったのと、
腸捻転解消のどさくさ に紛れて(?)、新しく設置された連ドラ枠での放送に。
(当時のNETの改編を整理すると、
土曜20時の現代劇枠(直前は東宝制作のホームドラマ)や、
水曜21時の東映時代劇(1975年4月~は東宝の「鬼平犯科帳」に転換)が
前継と言えそうではあるんですが。
ちょうど現代劇と時代劇を、東映と東宝で入れ替えた形ですね)

▼スタッフに東映特撮関係者が多い

「ザ・ボディガード」も、「キカイダー01」を終えたばかりのスタッフで
そのまま参加している方が多かったんですが、本作では更に東映特撮スタッフのウエイトが増加。
前半の吉川進プロデューサーを中心に、
脚本に、高久進(3.5本)、曽田博久(5.5本)、長坂秀佳(3.5本)、
押川国秋(2本)、新井光(2.0本)、江連 卓(2本)
監督に、竹本弘一(3本)、田中秀夫(8本)、若林幹(3本)と、
吉川進Pの「キカイダー」「ゴレンジャー」~「サンバルカン」、
「透明ドリちゃん」「スパイダーマン」「宇宙刑事」に関わったようなスタッフが大挙登板。

後半サブの七条敬三プロデューサーも、特撮の担当作は多いですしね。
中丸忠雄 氏を「大鉄人17」にレギュラー出演されていたのも、この時の縁でしょうか。

作品のノリ・雰囲気も、吉川進Pの「バトルフィーバーJ」にかなり近いかと。
メンバーのラウンジの自由な雰囲気や、妙な多国籍感など
どちらもメインライターが高久進 氏で、竹本弘一監督も一緒なので、
そちらのセンスもあるのかもしれません。
同時期の「ゴレンジャー」よりも、「バトルフィーバーJ」前後の方が近いのは、
ちょっと面白いですけども。
「ゴレンジャー」は吉川進Pはサブで、平山亨Pがメインだったのもあるのでしょう。

パイロットの監督は名匠・石井輝男監督で猛々しい雰囲気ながらも、
番組のコンセプトを忠実に描いてました。
でも、オープニングが私には2番手の竹本弘一監督の演出にしか見えなくて
それこそ細かいカット割りと軽快なノリが「バトルフィーバーJ」そのまま。
実際どなたが撮られたのか、非常に気になる所です。

▼吉川進Pの降板

と、吉川進プロデューサーの作風が強く出てるように見える本作なのですが、
吉川進Pは、同じく1975年4月開始の「秘密戦隊ゴレンジャー」に移動。
クレジット上は「ザ・ゴリラ7」は第1-5、16、20、22、23、25話の10エピソードを担当
(おそらく序盤に撮った10話の順番が変わって、こんなことになっています)
「ゴレンジャー」は第7話から担当。
しかし、ご本人のインタビューで、「ゴレンジャー」の撮影は
1975年2月後半、初回のクランクインより立ち会っていたとのことです。
(おそらくクレジットは台本から関わった話数なのかと)

吉川進Pが降板した理由は定かではありませんが、
双葉社「東映スーパー戦隊大全 バトルフィーバーJ・デンジマン・サンバルカンの世界」での
吉川進Pのインタビュー(p.10)には、

>また以前から僕は千葉真一さんと親交を深めていて、
>彼を中心に、『ザ・ボディガード』や『ザ・ゴリラ7』といった
>アクションものを制作していたんですけれど、
>そういったドラマの悪役には
>「政治家や政財界の大物、弁護士、医者など権力者の存在はNG」
>という制約がいつもありました。
>ですので宇宙の侵略者やエイリアンが悪役である冒険活劇の世界のほうが、
>純粋に愛と正義と友情が追い求められると思うようになり、
>次第に楽しくなっていきました。
>その後は大人向け番組を手がける気持もありませんでした。

とあるので、その制約が必ずという訳でもないと思いますが
(この番組にも権力者が犯人のパターンはあったような)、
そういうことが多くて、この「ザ・ゴリラ7」を降りた可能性はゼロではないでしょう。

それに関連して思うのは、「ザ・ゴリラ7」は民間の組織で
銃をぶっぱなして、たとえ善なる行為でも
だいぶ違法行為をして解決してるんですよね。
そこがある意味、戦隊シリーズ等なら気にならない部分なんですよね。
当時は刑事ドラマでも銃撃戦は当たり前で、まだそんな気にならないかもしれませんが、
それでも後番組の「燃える捜査網」「大非常線」が警視庁の組織が主役になってるのは
やはり当時でも気になるポイントだったからなのでは、とちょっと思います。

実際、「ザ・ゴリラ7」でも
吉川進P担当の回の方が、気持ち違法行為が多いような気がします。
あと最後のアクションが後の戦隊っぽく、大人数vs大人数って構図が多かったですね。

▼代打・渡辺洋一プロデューサー
後任は、フジテレビ「ブラックチェンバー」「特命捜査室」で
吉川進Pとタッグを組んでいた、先輩にあたる渡辺洋一Pと、
サブに先述の七条敬三Pが担当になりました。

渡辺洋一Pは、ちょうど最近東映チャンネルで放送していた
「ゴールドアイ」「ターゲットメン」「さすらいの狼」「非情のライセンス」などの
ハードボイルドドラマ、
高橋英樹主演の時代劇シリーズ
(フジテレビ「隼人が来る」「ぶらり信兵衛-道場破り-」「編笠十兵衛」
日本テレビ「十手無用-九丁堀事件帖-」「桃太郎侍」
テレビ朝日「遠山の金さん」)を担当された方です。

「非情のライセンス」とは並行している時期でしたが、
ちょうど、高橋英樹主演の時代劇シリーズがフジから日テレに移動する間の
休止期間だったので、こういうジャンルに慣れている渡辺Pに
白羽の矢(?)が当たったのではないかと思われます。

東映のPが交代しても、脚本・監督のメンバーはそのままで、
順番も大きく入れ替えているのでわかりにくいですが、
やはり微妙に作風が変わったのではないかと思います。
後半は渡辺洋一P担当回も、序盤のような軽妙なタッチのコメディ回が増えましたが、
(「ぶらり信兵衛-道場破り-」もそうですしね)
#7「微笑む女に手を出すな!」、#8「誇り高き脅迫者」、
#14「黄金の腕を持つ男」、あたりは「ゴールドアイ」「ターゲットメン」ぽい
ハードボイルドで、海外の犯罪者が出てきたりする話なので、
渡辺洋一Pならではの作品だったのではないかと。
#24「オホーツクから来た男」は、江連卓・脚本&田中秀夫・監督それぞれの作風も相まって
「ターゲットメン」でちょっと見たような、クセ全開の台詞&世界観でかなり面白かったですね。
これは吉川進Pには出来ないんじゃないかと。

尚、七条敬三Pの観点でいうと、
先述の通り、ゴリラを主宰する草鹿を演じる中丸忠雄を、
2年後の「大鉄人17」の味方側の主要キャラである佐原博士役でキャスティング、
また若林幹監督も「大鉄人17」および前番組の「キョーダイン」等で起用する等
この番組がのちの作品に影響を与えた出会いもあった模様。

▼まとめ(?)
ということで、「ザ・ゴリラ7」は東映特撮作品への影響が大きく、
そういう意味で東映特撮の歴史的に意味がある作品。
内容も、特撮だけ(特に戦隊、メタルヒーロー初期)好きな方にも楽しめる内容だと思います。

逆に東映の刑事ドラマとしては(刑事じゃないけど)、受け継がれた要素は余り多くないんですよね。
直後の千葉真一刑事ドラマ2作や1980年の「爆走!ドーベルマン刑事」も近いが、結構違うかと。
(「爆走!ドーベルマン刑事」はアクション主体で、志穂美悦子と千葉次郎=矢吹二朗がレギュラー)
ただ時代劇の「影の軍団」の方がテイストは近いかも知れないです。
(でも「ザ・ゴリラ7」ほど明るいノリって感じでもない)

吉川進Pが最後まで全話担当していたら、そして次番組以降も担当だったら
また近い路線のアクションドラマが受け継がれていたかもしれませんが…
そこはほんのり残念にも思えます。
でも、東映×テレ朝の刑事ドラマは地味路線こそ王道でほぼ変わらず半世紀以上経ているのを見ると、やはり吉川Pは戦隊に行って正解だったのかもしれないですね。
実際そちらでヒット作を連発していったわけで。


最後に、「ゴーカイジャー」のゴーカイグリーンの"ハカセ"って、
もしかして本作で目黒祐樹演じる"ハカセ"を意識しているんじゃないかって
勝手に思っておりますw まあああいう博士ポジって当時の作品だとあるあるですけど。


ザ・ゴリラ7 DVD-BOX デジタルリマスター版
ディスク枚数: 6
【発売元】ベストフィールド【販売元】東映・東映ビデオ
発売日 2017/12/06
時間: 1186 分
定価 : 27,000円


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東映グループTV番組・歴代裏被り一覧

ちょっと今更ですが、この2017年10月から
テレビ朝日の「スーパーヒーロータイム」が日曜09:00~10:00になって、
フジテレビのアニメ「ドラゴンボール超」「ワンピース」と同じ時間になっちゃいました。
テレ朝が東映(本社のテレビ部)とバンダイ、
フジが東映アニメーションとバンダイで
同じ東映グループとバンダイの提供で被って、いいのか、大丈夫なのかって声もあります。



実際私もこういう事例はあまり良くないと思うんですが、
過去を思い出してみると、なくはなかった感じです。(まあちょっと時代が違いますが)
というわけで、近い事例を書き出してみるブログになります。



▼全く今回と同じパターン(東映本社テレビ部vs東映動画 双方バンダイ提供)

金曜19:00枠

NET⇒テレ朝系
東映動画
MBS制作・TBS系
東映(東映東京制作所)
1976.04~1976.09マシンハヤブサ宇宙鉄人キョーダイン
1976.10~1977.03キャンディ・キャンディ宇宙鉄人キョーダイン
1977.03~1977.11キャンディ・キャンディ大鉄人17
(枠継続)(中断)
1979.10~1980.02花の子ルンルン仮面ライダー【スカイライダー】
1980.02~1980.10魔法少女ララベル仮面ライダー【スカイライダー】
1980.10~1981.03魔法少女ララベル仮面ライダースーパー1
1981.03ハロー!サンディベル仮面ライダースーパー1
「仮面ライダー」後継のMBS特撮枠と、テレ朝と東映動画の対決。
1年7ヶ月半+1年半の合計3年1ヶ月半。
結構長期間ですが、「大鉄人17」終了で枠を失った時と、
「仮面ライダースーパー1」が移動した時に解消しております。
ただ、純粋に男の子向け同士で被ったのは最初の半年だけですね。



▼東映本社テレビ部vs東映動画被り(スポンサーは被りなし)


時期東映本社テレビ部東映動画
月曜19:30枠1969.12~1970.03彦佐と一心太助
(東映京都制作所)
※1969.11~1970.10
ピュンピュン丸【2】
1967年に26話制作したものの不人気で12話で一回打ち切られた「ピュンピュン丸」が再開されることになり、
当時のこの枠は「チキチキマシン猛レース」等のハンナ・ バーベラ・プロダクション制作のアニメの枠でしたが、急遽この枠をこじ開けて放送されました。
TBSのこの枠は、ブラザー工業一社提供の"ブラザー劇場"枠。





▼東映テレビ部同士被り(レギュラー)
時期番組A番組B
水20:00-20:561967.07~1968.03CX「銭形平次【1作目】」
(東映京都テレビプロ)
※1966.05~1984.04
NET「青空に叫ぼう」
(東映テレビプロ)
1968.04~1968.10NET「青い太陽」
 (東映テレビプロ)
通算1年3ヶ月
土22:30-23:261968.10~1969.01CX「大奥【1作目】」
(東映京都撮影所)
※KTV制作
※1968.04~1969.03
NET「裸の町」
(東映テレビプロ)
※土16:45へ移動で解消
土22:30-23:261969.07~1969.12CX「あゝ忠臣蔵」
(東映京都撮影所)
※KTV制作
※1969.04~1969.12
NET「怪奇ロマン劇場」
 (東映テレビプロ
/東映京都制作所)
通算0年9ヶ月
木21:00-21:261969.04~1969.09CX「花のお江戸のすごい奴」
 (東映京都テレビプロ)
※20:00-21:26
NET「頑張れ!かあちゃん」
(東映テレビプロ)
※21:00-21:56
通算0年6ヶ月
月21:00-21:561969.10~1969.1212ch「プレイガール」
(東映東京制作所)
※1969.04~1974.09
NET「日本任侠伝【2】」
 (東映テレビプロ??)
1970.01~1970.03NET「剣豪」
(東映テレビプロ??)
1970.04~1970.09NET「男一番!タメゴロー」
(東映テレビプロ??)
通算1年
土20:00-20:561970.04~1970.09NET「素浪人 花山大吉」
 (東映京都テレビプロ)
※1969.01~1970.12
12ch「江戸川乱歩シリーズ
明智小五郎」
(東映東京制作所)
1970.09~1970.12CX「柳生十兵衛」
(東映京都撮影所)
※1970.09~1971.04
1971.01~1971.03NET「さむらい飛脚」
 (東映京都テレビプロ)
土20:00-20:561971.10~1972.01NET「ターゲットメン」
(東映テレビプロ)
CX「清水次郎長」
(東映京都制作所)
※1971.05~1972.04
1972.01~1972.04NET「冠婚葬祭屋」
(東映テレビプロ)
土20:00-20:301972.07~1972.09NET「人造人間キカイダー」
(東映テレビプロ)
※1972.07~1973.05
CX「お祭り銀次捕物帳」
(東映京都制作所)※-20:56
※1972.05~1972.09
1972.09~1973.01CX「二人の素浪人」
(東映京都制作所)※-20:56
通算2年
月19:30-20:001973.01~1973.04TBS「熱血猿飛佐助」
(東映京都制作所)
※1972.10~1973.04
NET「どっこい大作」
(東映テレビプロ) 
※TTP、TVP名義
1973.04~1974.03TBS「刑事くん【第3部】」
(東映東京制作所)
1974.04~1974.05NET「パパ愛してる!!」
(東映テレビプロ)※~1974.09
月19:30-20:001975.03~1975.09TBS「刑事くん【第4部】」
(東映東京制作所)
※1974.11~1975.11
NET「コンドールマン」
(東映テレビプロ) 
※TTP名義
通算1年10ヶ月
木20:00-20:551973.04~1973.09CX「新選組」
(東映京都制作所)
NET「素浪人 天下太平」
 (東映京都テレビプロ)
通算0年6ヶ月
水22:00-22:551974.10~1975.02NET「特別機動捜査隊」
(東映テレビプロ)
※1961.10~1977.03
CX「運命峠」
(東映京都テレビプロ)
※KTV制作
通算0年5ヶ月
土22:00-22:551975.09~1975.10TBS「影同心」
(東映京都テレビプロ)
※MBS制作
※1975.04~1975.10
CX「新宿警察」
(東映東京制作所?)
土22:00-22:541975.10~1976.02TBS「影同心II」
(東映京都テレビプロ)
※MBS制作
※1975.10~1976.03
通算0年6ヶ月
月21:00-21:541979.04~1979.1212ch「ザ・スーパーガール」
(東映東京制作所)※~1980.03
※当初は東映ノンクレジット
ANB「赤穂浪士」
(東映京都撮影所)
通算0年9ヶ月
土20:00-20:551994.01~1994.02ANB「暴れん坊将軍V」
(東映京都撮影所)
※1993.04~1994.03
CX「幕末高校生」
(東映京都)
※「セントラル・アーツ」名義
通算0年2ヶ月
同じ東映テレビ事業部でも、下請けの東映子会社の制作プロダクションはそれぞれ被ったことはないようです(一部推測ですが)。
月曜19:30枠は、ジャンルや視聴者層が被るためか、後発のNETでは「東映テレビプロダクション」の略を表す「TTP」や「TVP」の名義を採用。
(平山亨プロデューサーも被っており、NET「どっこい大作」ではノンクレジットになっていました)
しかし、同様にジャンルや視聴者層が被っていそうな、時代劇同士の被りでは、どちらも「東映」名義だったりします。という訳で、明確な基準は謎です。



1960年代末期、1970年代は東映の受注数も今よりも大変多かったので、裏被りとか言ってられない状況もあったのだと思われます。
また1960年代頃までは、制作クレジットが下請けのプロダクション名義のことが多かったので尚更やりやすかったのかもしれません。


もう裏被りの事例が少なくなった90年代では、テレ朝時代劇の裏、フジで放送するときは関連会社の「セントラル・アーツ」名義のクレジットに。
しかし、基本的に「あぶない刑事」等のセントラル・アーツは、当時は特に黒澤満プロデューサーありきの会社ですが、
この時は明らかに担当プロデューサーが東映テレビ部のメンバーなので、本当に名義だけ借りた感じなのだろうと思われます。


ちなみに全期間を足すと、9年8ヶ月になります。

また、表ではぼかしてありますが、1970.09.26の土曜20時は「素浪人 花山大吉」と「江戸川乱歩シリーズ 明智小五郎(最終回)」と「柳生十兵衛(初回)」の3本被りです。
土曜20時はTBS「8時だョ!全員集合」があったので、編成も企画内容もカオスな感じのが多いですね(笑)。



また例外として、キー局・関東地区の「兄弟券バイクロッサー」(1985.01~1985.09、日本テレビ木曜17:30-18:00、東映テレビプロダクション)の裏で
テレビ朝日が元々「科学戦隊ダイナマン」などの東映ヒーロー番組を月~木の同時刻に再放送しており、
「バイクロッサー」は視聴率面でかなりやられていました。
制作プロダクションも、東映テレビプロダクションで同じですし、プロデューサーや監督まで被っていたので、ある意味一番ひどい例かもしれません。

▼東映テレビ部同士被り(レギュラー×単発枠)



時期レギュラー番組単発枠
土211977.07~1982.04TBS「G MEN '75」「土曜ワイド劇場」
(1985.04~1985.07)TBS「SUPER POLICE」
※制作協力、
近藤輝男プロダクション
製作
木221984.04~1984.07CX「弐十手物語」ANB「ニュードキュメンタリードラマ昭和
松本清張事件にせまる」
/NTV「木曜ゴールデンドラマ」(YTV制作)
1984.07~1984.08CX「夏の怪談シリーズ」
1984.08~1984.09CX「乾いて候」
火221981.10~1982.03CX「影の軍団II」(KTV制作)NTV「火曜サスペンス劇場」
1982.04~1982.09CX「影の軍団III」 (KTV制作)
1983.04~1984.03CX「大奥」 (2作目、KTV制作)
1985.04~1985.09CX「影の軍団IV」 (KTV制作)
火211985.10~1986.09ANB「遠山の金さんII」NTV「火曜サスペンス劇場」
1986.10~1987.02ANB「京都かるがも病院」
水211987.04~1987.09ANB「大都会25時」TBS「水曜ドラマスペシャル」
木201990.06.07ANB「続続 三匹が斬る!」CX「世にも奇妙な物語【1】」
(セントラル・アーツ名義)
1991.02.07ANB「名奉行 遠山の金さん【3】」CX「世にも奇妙な物語【2】」
(セントラル・アーツ名義)
1991.09.05ANB「また又 三匹が斬る!」CX「世にも奇妙な物語【2】」
(セントラル・アーツ名義)
1992.02.13ANB「名奉行 遠山の金さん【4】」CX「大人は判ってくれない」
(セントラル・アーツ名義)
1992.06.11ANB「名奉行 遠山の金さん【4】」CX「世にも奇妙な物語【3】」
(セントラル・アーツ名義)
木22枠、1984年7月26日は「夏の怪談シリーズ」と「松本清張事件にせまる」両方で東映制作の上、脚本も本田英郎 氏で被っていました。

土21枠、「土曜ワイド劇場」の裏、「G MEN '75」終了後、TBSも2時間サスペンス枠「ザ・サスペンス」になりましたが、ここでも度々被りがあったようです。

更に土21枠、「土曜ワイド劇場」の裏・TBSで、東映製作の連ドラ「赤い秘密」(1985.07~1985.09)も放送されていましたが、

その時期は「土曜ワイド劇場」で東映作品は放送されていません。


▼東映テレビ部&他社制作の下請け(制作協力)被り

時期東映テレビ部制作番組他社(全てC.A.L)制作番組
月201969.08~1969.09NET「俺は用心棒【2】」(1969.04~)TBS「水戸黄門【第1部】」(東映京都制作所)
1969.10~1970.03NET「天を斬る」TBS「水戸黄門【第1部】」(東映京都制作所)
1970.03NET「天を斬る」TBS「大岡越前【第1部】」(東映京都制作所)
1979.08~1980.02ANB「鉄道公安官」(1979.04~)TBS「水戸黄門【第10部】」(東映太秦映像)
1980.02~1980.03ANB「鉄道公安官」TBS「江戸を斬るV」(東映太秦映像)
1980.04~1980.08ANB「爆走!ドーベルマン刑事」TBS「江戸を斬るV」(東映太秦映像)
1980.08~1980.10ANB「爆走!ドーベルマン刑事」TBS「水戸黄門【第11部】」(東映太秦映像)
1996.07~1996.09ANB「闇のパープル・アイ」TBS「大岡越前【第14部】」(東映太秦映像)
TBS「ナショナル劇場」の『水戸黄門』『大岡越前』などC.A.L制作番組の下請けを、東映のプロダクション(東映京都制作所、後に東映太秦映像に改名)が担当していたので、
その裏で東映本社テレビ部が元請けを担当したケースをまとめました。

元々「水戸黄門」の始まる以前は先にNETで「用心棒シリーズ」などをやっていましたが、1970年3月にこの路線は水曜21時に移動して被りが解消へ。

ちなみに、ナショナル劇場の時代劇でも「江戸を斬るIV(1979.02-1979.08)」等は三船プロが下請けでした。

というわけで、思いの外膨大な量があって、疲れましたw 抜けもあるでしょう。
それを考えると然程問題ないのかなぁと思いますが、まあケースバイケースでしょう。また長くても2~3年程度でどの時も解消されているので、今回もそうなるかもしれません。
今回のニチアサのケースも様々な状況を見ながら、どちらが移動するか、もしくは留まるかどうか判断していくのではないかと思われます。










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